ヘアカラーで染まる仕組み
『ヘアカラーをすると髪に色が明るくなったり、いろんな色に染まりますが、どういうしくみで髪が染まるのか知っていますか?』
黒髪がカラーの薬剤を塗布することによって、どのようなしくみで染まっていくのかについて説明したいと思います。
普段、あなたがしているヘアカラー。。。
1剤と2剤を混ぜて髪に塗布するだけで暗くなったり、明るになったり、いろんな色に変化したりしますよね?
不思議に思ったことはありませんか?
今回は、どんなしくみでカラー剤を塗るだけで髪がいろんな色に染まるのかについてお話ししましょう!!
ヘアカラーはどんなしくみで染まるの?
美容室で美容師さんがカップに入ったカラー剤をかき混ぜてるのを見たことありませんか?
それはカラー剤の1剤、2剤を混ぜ合わしているんです。
お店によってはバックルームで混ぜる場合もありますけどね(笑)
一般的にアルカリタイプのヘアカラー(おしゃれ染めや白髪染め)は、薬剤が1剤・2剤に分かれていて、その2つをカップでよく混ぜることから始まります。
1剤には酸化染料・アルカリ剤・界面活性剤が含まれ2剤には過酸化水素が含まれています。
これらの薬剤が化学変化を起こすことで髪は染まります。
ヘアカラーは、どんなプロセスで染まるのか?
1剤と2剤が混ざることで、まずカラーの『発色』が始まります。
次に酸化染料が髪に『浸透』、同時に髪がブリーチ(メラニン色素の分解、脱色)されて、髪が明るくなり、そこに色味が加わっていきます。
◎白髪染めやおしゃれ染めをしていると、日にちが経つにつれて髪が明るくなり、黄色っぽくなるのは、
”色味だけが抜けていくからなんです”
要するに、色がとれてしまってブリーチ(脱色)した髪がむき出しになるからなんですよね。
以上のように、3つの働き『発色・浸透、脱色』が髪の中で同時に起こって髪は染まるんですね!
ヘアカラーは1剤と2剤を混ぜるとすぐに発色が始まります。
なので、ここからは時間が勝負なんです!
混ぜる時間、髪に塗る時間もあわせて、早い施術が重要になります。
カラー剤を塗布していく時、もたもたしていると先に薬剤を塗った部分と最後に塗った部分と反応の差が出てしまいます。
この時によく起こることが『染まりムラってやつですね。』
おしゃれ染めをするとき、美容師さんが二人ががりカラー剤を塗布するのは時間差がないようになんですよね。
先ほども言ったように、ヘアカラーの1剤と2剤を調合した瞬間から化学反応が始まります。
早く、丁寧に均等に薬剤を塗布することでムラのない綺麗な染め上がりになるわけですね!!
美容師の腕の見せ所です(笑)
まとめ
髪へのダメージと色ムラを防ぐためにも最初に塗り始めた部分と最後に塗り終わりの部分に出来るだけタイムラグが無いようにすることが大切です!
ヘアカラーは時間と勝負ともいえるんです!