女性のからだも、お肌、心もすべて女性ホルモンによってコントロールされているって知ってますか?生理痛、頭痛、腹痛、肩こり、疲れ、冷え、むくみなどのからだの不調などはすべて女性ホルモンの影響によるものです!そもそも女性ホルモンって何んだろう?
イライラ、不安、不眠、もの忘れ、心の不快症状や乾燥、吹き出物、シミ、しわなどのお肌のトラブルなども女性ホルモンの影響によるもによるものです。
女性ホルモンって何だろう?
そもそも女性ホルモンて、何処から分泌されているか知ってますか?
答えは、『卵巣』です。
女性ホルモンとは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という二つのホルモンのことを言います。
これらは、卵巣から分泌されています。
そして、卵巣に『ホルモンを出せ!』と指令をだしているのが、脳の視床下部(ししょうかぶ)というところ。
視床下部は、、その下にある下垂体というところに命令を出します。
すると、下垂体は、性腺刺激ホルモンを分泌。
この性腺刺激ホルモンには、黄体ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)という二つのホルモンがあって、これが卵巣に働いて、エストロゲンとプロゲステロンを分泌させます。
≪女性ホルモンの分泌される流れ≫
『脳の視床下部→下垂体→性刺激ホルモン(卵胞ホルモン・黄体ホルモン)分泌→卵巣→エストロゲン・プロゲステロン分泌』
すごいところは、このホルモンの流れには、フィードバック機能があるところです。
エストロゲンやプロゲステロンの分泌量を脳が見張っていて、ホルモンがたくさん出ていれば、
指令を控えて、ホルモンがあまり出ていないと、もっと分泌させるように指令を出し、ホルモンの調整を行っているのです。
エストロゲンやプロゲステロンの特徴
卵巣から分泌される女性ホルモンの一つ、プロゲステロン(黄体ホルモン)は妊娠のホルモン。
子宮の内膜を受精卵が着床しやすい状態に整え、妊娠したのちも、妊娠を継続させる働きを持っています。
一般的には、プロゲステロンは、エストロゲンと反対の働きをすると言われています。また、体温を上げる働きがあります。
もう一方の女性ホルモン、エストロゲン(卵胞ホルモン)の働きは、ひとことでいうと、女性らしさのホルモン。
女性らしい体つきを作り、子宮に作用して、妊娠に備え子宮の内膜を厚くしたり、受精卵の着床を助けたりします。卵を作るホルモンでもあります。
今までわかっていたエストロゲンの働きはココまででしたが、今は違います!
約20数年前から、エストロゲンの働きは、子宮や卵巣などの女性器や妊娠、出産への作用だけないことがわかってきたのです。
自律神経、感情の働き、骨、皮膚、粘膜、関節、筋肉、胃腸、脳の働きにも、エストロゲンが大きく関わっています。
ですから、エストロゲンを上手くコントロールすれば、人間の体も、心もコントロールすることができるかもってこと・・・
ところで、
この女性ホルモンの分泌をコントロールしている脳の視床下部(ししょうかぶ)、下垂体(かすいたい)では、人の体に大切な甲状腺(こうじょうせん)ホルモン、副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンなどの、ほかの内部泌系のホルモンもコントロールしています。
この脳の視床下部、下垂体は、とてもデリケートなんです。
脳にストレスが加わると、視床下部、下垂体の司令塔はたちまち乱れ始める。
ホルモンをつかさどる、おおもとが乱れると、真っ先に女性ホルモンの分泌が乱れ始めます。
そして、それだけではなく、他の甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンもこれに連動して、ますますホルモンバランスが崩れてしまうのです。
”そうなってしまうと、大変です!”
ホルモンは、血液中にほんの微量に存在するだけなものなのですが、『全身にさまざまな変調が起こり』、体だけではなく『心の部分』にも変調をきたします。
このように、女性ホルモンは、非常にデリケートで、微妙な調節をしつつ働いている機関なのです!!