悩み
・白髪染めで明るい色 にしたい…。
・白髪染めで明るく染まらない…。
・セルフカラーでも明るく染まる白髪染めのレシピが知りたい…。
・市販で購入できて長持ちする 人気の白髪染めを教えてほしい…。
こんな悩みを解決します。
市販でも購入できるプロ用の白髪染めを使用すれば、どんなに染まりにくい白髪も明るい色に染めることができて長持ちします。
そこで今回は、当店でいつも使っている白髪染め【ミルボン】オルディーブボーテの人気色をレシピ付きでご紹介。
もちろん、セルフでもできるようにやり方まで説明しているので安心してください。
※ ネット通販などでプロが使用しているカラー剤を購入することができますよ♪

この記事を書いている僕は、美容師歴30年。
ヘアカラー(おしゃれ染め)や白髪染めにおいては百戦錬磨のベテランです。
また、実際にサロンで使用しているレシピなのでそのまま活用して頂ければ確実に明るく染めることができます。
本記事を最後まで読むことで、もう明るい白髪染め選びで悩むことなくなります♪
明るい白髪染めレシピ!市販で購入できて長持ちする人気の色でセルフカラー
根元の白髪もしっかり染めて髪全体を明るく染めるなら、白髪染め【ミルボン|オルディーブ・ボーテ】がおすすめです。
なぜなら、どんなに染まりにくい白髪でもミルボン|オルディーブ・ボーテを使えば根元から毛先まで均等に明るく染めることができるからです。
ただし、おしゃれ染めと違って明るさの上限は9レベルまでしかないのでご理解の上お使いください。
その理由は、10レベル以上なると白髪が染まらないから。
もともと『染まりやすい方、髪が細くやわらかい方』ならの8レベルや9レベルの単色で白髪も十分も染まるし、髪全体も明るめで染め上げることができます。
ただし、『もともと白髪の染まりが悪い人・髪が太くて硬い人』は8レベルや9レベルの単色では染まりません。
そういうときは、根元と毛先をのカラー剤を分け、明るさを変えて染めることで解決できます。
染まりやすい方、髪が細くて柔らかい方は、8レベル・9レベル単色で染まるのでどちらかお好きな方を購入すると良いと思います。
※ 参考までに白髪の量が髪全体の20%以上ある方は、8レベル、それ以下なら9レベルを選ぶと良いです。
前置きが長くなりましたが、ここからは本題の市販の白髪染めや美容院で白髪染めをしても染まらない方に向けて『染まりにくい白髪を確実に染める』2パターンの白髪染めレシピをご用意しました。
1:白髪が生え際やこめかみだけに多い場合の白髪染めレシピ
2:髪全体に白髪がかなり多く染まりにくい場合の白髪染めレシピ
オルディーブボーテのおすすめの色は、ベージュブラウンです。
色味が違ってもレシピの調合比は一緒です。
1:白髪が前髪の生え際やこめかみだけに多い場合の白髪染めレシピ
◎生え際やこめかみに集中して白髪がある場合の調合の仕方
【ショートヘアの場合】
b9-BB(ベージュブラウン)とb5-BB (ベージュブラウン)を使用。
レシピ
①b5-BB (10~15g)+OXY 2剤 6%(10~15㏄)
②b9-BB(65g)+OXY 2剤 6%(65㏄)
セミロングの場合の使用量の目安
根元の白髪の多い部分 b5-BB 15g~20g
根元の重ね塗りする部分+毛先部分 b9-BB 55g+20g
ロング
根元の白髪の多い部分 b5-BB 15g~20g
根元の重ね塗りする部分+毛先部分 B9ーBB 55g+毛先30~40g
手順1:まずは『もみあげ、こめかみ、フロント』などの白髪が多い部分や表面の白髪が多い部分だけに①の薬剤を塗布していきます。
(白髪が出ている部分2㎝なら2.5㎝少し塗布する部分を多めに。塗布量もたっぷりめにしてください!)
手順2:塗り終わったら②の薬剤を先ほど塗布した『もみあげ、こめかみ、フロント部分』の上から重ね塗りしてそれ以外の根元全体に塗布していきます。
※ この時、必ず5レベルに塗布した上から重ね塗りすることを忘れないように!
手順3:根元全体が塗り終わったら②の残液を塗り残している毛先に塗布しましょう。
手順4:塗り終わったら、軽ーくふんわりとラップを巻いて20分~25分放置(自然放置)
白髪染めは酸化染料なので酸素に触れることによって発色します。
なので、通常はラップはしてもしなくても良いですが、暖房などの空調によって薬剤が乾燥しそうであればラップをした方がいいです。
髪質がカラー剤を弾きやすい、カラー剤が馴染みにくいという方はラップはした方が良いと思います。
(この時、ラップを出来るだけ頭皮に密着させること!)
20分後、根元部分にしっかり色が入っているかチェックします。
少し染まりが浅い場合は、プラス5分ラップを外した状態で自然放置5分。
(指先で根元の薬剤をこそぐと色が入っているかわかります)
注意:この時、5トーンに塗布した部分薬剤を櫛などで毛先までのばさない(中間、毛先につかないように)ようにしてください。
根元部分の薬剤が毛先に付くとせっかく9トーンで染めている部分が暗くなっちゃいます。
根元が染まっていれば軽く乳化して、あとはシャンプーするだけです。
乳化とは、ヘアカラーをした髪に少しお湯を含ませ、指の腹で地肌を円を描くように全体に軽く揉むようにします。軽くシャンプー擦る感じです。
この乳化をすることで、地肌に付いたカラー剤が良く取れ、色もちがよくなります。
2:髪全体に白髪がかなり多く染まりにくい場合の白髪染めカラーレシピ
◎髪全体に白髪が多く(髪全体の30%以上)白髪染めで白髪が染まりにくい人向けの調合の仕方
【ショートヘアの場合】
b9-BB(ベージュブラウン)とb5-BB (ベージュブラウン)を使用。
レシピ
調合の仕方
①根元 1剤 b9-BB( 30g)+b5-BB (30g)+OXY 2剤 6%(60㏄)
②毛先 1剤 b9-BB (15~20g)+OXY 2剤 6% (15~20㏄)
注意:必ず、根元の薬剤と毛先の薬剤を分けて2種類を作ってください。
手順1:調合したら①で先にフロント部分の根元から順に全体に塗布していきます。
手順2:根元が全体に塗れたら今度は②で毛先を塗布して下さい。
手順3:あとは、ラップをして自然放置で20分自然放置+その後ラップを外して5分自然放置。
手順4:ラップを外し根元部分がしっかり色が入っているか確認してOK!!です。
上の調合で染めてみて仕上がりが暗い場合は、次回b5-BBの量を少なめにすると良いかと思います。
(例)
【ショートヘアの場合】
レシピ
調合の仕方
根元 b-9BB (40 g)+b-5BB(20g)+2剤 6%(60㏄)
毛先 b-9BB (10g~15g)+2剤 6%(10cc~15cc)
実際に、白髪が染まりにくいモデルさん2名をオルディーブボーテを使用し白髪を綺麗に染めてみました。良かったら見てね!!
綺麗に染まった色を少しでも長持ちさせるために必要なこと!
白髪染めしている人は、弱酸性のアミノ酸系のカラーケアシャンプーを使うこと。
なぜなら、白髪染めで染まりにくい方のほとんどは、色落ちも早いという傾向があるからです。
なので、せっかく綺麗に染まったカラーを少しでも長持ちさせるためには弱酸性のアミノ酸系のカラーケアシャンプーを使いましょう!
◎毎日使うシャンプーを変えるだけで、使ったその日から手触りが良くなり艶感はもちろんのこと 色持ち、色落ちが長くキープできるようになります。
まとめ
白髪染めを単品で染めると髪全体がどうしても暗くなりがちですが、根元と毛先のカラー剤を分けて白髪染めをすれば白髪も明るくきれいに染めることができます。
もちろん、全体が暗くなることはありませんので安心してください(^^♪
■ ミルボン|オルディーブボーテの購入方法
当店で使用しているミルボンの白髪染めがネット通販サイトで購入可能。
※ amazonの商品リンクからの購入は美容院専用アカウントが必要になってしまうので、商品ご購入の際はrakutenまたはyahoo!ショッピングの商品リンクからご購入ください。
【染まりやすい方・髪が柔らかく細い方】
b8-BB(ベージュブラウン)白髪が全体の20%以内
b9-BB(ベージュブラウン)白髪が少量(ちらほらある)
のいずれか単品と2剤で染まります。
【染まりにくい方・髪が太くて硬い方染まりにくい方】
b5-BB(ベージュブラウン)b9-BB(ベージュブラウン)と2剤6%で上記の様に調合すれば、白髪が明るく綺麗に染まります。
■ 必ず2剤も一緒に購入してくださいね。1剤だけ買っても染まりません。
余ってしまった2剤はそのまま保存可能です。
次回からは、1剤だけの購入だけで済むのでトータル的にコスパも良いと思います。
1度染めた後は、1か月後から1か月半くらいでリタッチカラーをしてください。(根元のみ)
b5-BB(ベージュブラウン)b9-BB(ベージュブラウン)2本購入された方は、ショートヘアのリタッチならば、1剤を購入しなくても残っているカラー剤でギリいけるのではないかと思います。
b8-BB、b8-CBG、b9-BB、b9-CBGなど単品で購入された方は、残っている分では足りないと思うので、再度1剤のみを購入してください。
『根本的に白髪をなくしたい!』『白髪を減らしたい!』という方はこちらの記事へ
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