『傷んだ髪にパーマをかけても本当に大丈夫なの・・・・?』
『最近、パーマやカラーの繰り返しで毛先も茶色くなって傷んでる感じだし、ちゃんとパーマはかかるのか心配・・・。』
『傷んだ髪にパーマをかけて、これ以上ダメージは進まないのか知りたい・・・。』
『こういう状態の時は、しばらくパーマをかけないで間をあけた方がいいのかな・・・?。』
今回は、『パーマや縮毛矯正・デジタルパーマ・ヘアカラーの繰り返し』で、髪にかなりのダメージがあり、傷んでしまっている場合でもパーマがちゃんと綺麗にかかるのかを説明したいと思う。
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傷んだ髪にパーマはかけれるの?ちゃんとパーマはかかるの?
私たち美容師はお客様の髪の状態を見て、パーマ剤やカラーの種類を使い分けたり、ケアを考えるのが美容師の仕事だと思っています。
ですから、お客様の髪のダメージの状態によってはパーマやヘアカラーに『ドクターストップ!』をかけることもあるんですよね。
従って『傷んだ髪にパーマはかけない方が良い!!」です。
私の経験上ですが、
『ハイダメージの髪にパーマをかけてもウェーブやカールはちゃんと出ないです!っていうかパーマがかからないです!』
特に、ホット系のパーマ『縮毛矯正』『デジタルパーマ』を繰り返した髪はパーマがかからない。
理由は、『熱によって髪の中でタンパク質が熱変性しまっているから。』
仮に、パーマをかけたとして、その時はかかっているように見えても自宅で1回シャンプーすると
『ウェーブやカールがダレる・・・。』
『ちゃんとウェーブが出ない・・・。』
といった感じになりやすいことが多いです。
髪にかなりのダメージがあって傷んでいる状態でパーマをかけるということは『今よりさらに髪の傷みやダメージが進む!!』だけだと思ってください。
もちろん、無理して施術することは不可能ではないけれど『すぐにパーマがとれてしまったり、傷みがさらにひどくなったり』してダメージが進んでしまうだけです。
きっと、あとでお客様も担当した美容師も凹みます(笑)ですから無理はしません!
『髪のコンディションをいつも良い状態にキープしてスタイルを長く楽しんで欲しい。』
『あとで残念な思いはして欲しくない』
って、いつも私たち美容師は考えています。
傷んだ髪はパーマをしばらくかけずに休ませてあげることが大切です!
個人差はありますが、人間の髪はおおよそ1ヶ月で約1cm伸びます。
ということは、1年で約12cm13~cm前後に伸びることになりますよね。
仮に髪の長さが30cmくらいある人の場合、
毛先の方の髪は3年前に伸びた過去の毛ってことになりますよね?これって、かなり前じゃないですか?
毛先の方の髪は、約3年間、過酷な生活環境(紫外線やヘアカラーやパーマ・髪質に合っていないシャンプーなど)を乗り越えて来たのです。
だから、少し休ませてあげることが大切なんです。
パーマをかけずに休ませている間は、髪の集中ケアをしてあげることが大切です!
パーマをかけずに髪を休ませている間は、傷んでしまった髪をパーマをかけても良い状態までもっていくために、『自宅で集中ヘアケア』をするといいと思います。
髪にかなりダメージある場合は、普段使用しているシャンプーを美容院で販売されている『髪に優しい弱酸性のアミノ酸系のタイプ』のものに変えてあげたり、『毎日、シャンプー後に中間毛先にしっかりトリートメント』をしてあげて5分程度蒸しタオルで包んであげると効果的です。
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髪は、一度傷んでしまうと元には戻りません。髪を切るしかないのです。
でも、毎日のケア次第で改善はできますので、髪の状態が良くなるのを待ってパーマをかけるようにしましょう!
まとめ
髪の傷んでいる部分の状態が良くなれば、パーマをかけれるようになります。
それまでは髪にあまり負担をかけないでパーマをかけても大丈夫な状態まで集中ヘアケアをしてあげましょう!
こまめにダメージ部分をカットしながら、髪の傷みがだいぶん改善してきたと思ったときにはじめて、いつも通っている美容院の美容師さんにパーマをかけても大丈夫なのか?相談してからパーマをかけてもらうと良いと思います!!
”女性は髪が命です”大事にしてあげてくださいね~!