ポイント
ヘアカラーの後、『日にちが経つにつれて気がつけば髪がパサパサする感じになる・・・。』
『手ざわりがザラザラに変わった気がする・・・。』
『毛先が落ち着かない、収まらない・・・。』
そう感じる方が多いのは事実です!
本記事では、ヘアカラーをした後に髪がパサついて毛先が落ち着かない原因について現美容師がお答えします。
美容院や市販のヘアカラーをしてすぐは『髪がしっとりさらさらになった感じしますよね?』
それは、薬剤に含まれるトリートメント効果によって一時的に効いているからです。
でも、1週間、2週間もその効果もなくなり髪がパサつき毛先に落ち着きが悪くなり始めます。
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ヘアカラーをした後は髪がパサつき、毛先の落ち着きが悪くなる原因とは?
ヘアカラーをすると薬剤が入りやすいようにキューティクルの重なりを開くため、髪のタンパク質が流れやすくなります。
また、髪色を変化させるためにメラニン色素を壊してしまうので髪の中で空洞化が起こり、パサつきにつながりやすくなるわけ。
とくに、おしゃれ染めなどで明るめ(ハイトーン)のへアカラーになればなるほど、ブリーチ力が強くなり、アルカリ剤の量が多くなるので髪はアルカリ性になり、イオン結合が切断されるなどして負担は大きくなります。
でも、『カラーの魅力』は捨てがたいんですよね?・・・なかなかやめられないものです。
そこで”ダメージ対策”がとても大切になってきます。
パサパサだった髪がヘアカラーをすると艶が出てサラサラになるのはなぜ?
前回、カラーリングをしてから1か月や2か月も経つ頃には皆さんの髪はきっと中間、毛先が褪色してパサパサになっているかと思います。
これは、上記で言ったように、髪の中からタンパク質がどんどん流出しているからです。
でも、また美容院でヘアカラーをした時って『さらさら感や艶が蘇っていませんか?』
不思議ですよね?
カラーすると傷むって言われているのに・・・。
これは、あくまでも一時的にそう感じるだけでヘアカラーをしたから髪質が改善したわけではありません。
実は、ヘアカラーの成分の中には、『さらさら感や艶感を出す有効成分』として
レジルシン、パラアミノフェノール、メタアミノフェノール、パラフェニレンジアミン
その他に
硬化油、コレステロール、植物性スクワラン、パーム核油、流動パラフィン、etc
などの成分が含まれています。
その効果として染め上りが艶が出てサラサラになるんですよね。
でもこれは、持続しないものとして覚えていて欲しいと思います。
また、1か月もすれば元の状態に戻ります。
色落ちに関しては、明るめの色ほど早く色落ちします。
色持ちは、染めてから2週間~3週間くらいですね。
カラーリングする上で大切なことは、しっかりとダメージケア対策をすることが重要になってきます!
ヘアカラー後のパサつきや毛先の落ちつかせる対策!!
〇必要以上のブリーチはしないようにすること。
(おしゃれ染めで10トーン以上などのハイトーンのおしゃれ染めは出来るだけ避けるようにしましょう!)
〇もうひとつは、すでに明るくなった髪やダメージのある髪にはアルカリタイプを避けて、弱アルカリ、弱酸性ヘアカラーを使うのもひとつの方法です。
この二つがポイントです。
弱アルカリ、弱酸性カラーとは、『低アルカリのカラー剤やヘアマニキュア』のことになります。
お勧めの記事
毛先がの落ち着きや髪がパサつかないようにヘアカラーをした後はアフターケアが超重要!
◎ヘアカラーやパーマ後には『アフターケアがとても大切』になります。
どうしても、ヘアカラーやパーマをかけて時間が経つと髪がパサついたり、毛先が落ち着かなくなります。
これは仕方はないことです。
でも、そのままではもっと”髪のダメージが進むだけ”です。
◎流出していくタンパク質や油分を補うためにも、アミノ酸系の弱酸性のシャンプーを使って毎日トリートメントしましょう!!
これだけをするだけで『見違えるように髪が変わります』
いつもカラーをした後、1週間でパサパサで毛先が落ち着かなった髪が『艶が出てしっとり落ち着くようになります。』
さらに、色もちまで良くなるからいい事だらけです。
なので、お家に帰ってからしっかりお手入れをしっかりしましょう!
まとめ
〇ヘアカラー後のパサつきを抑えたり、毛先を落ち着かせるためには、ハイトーン(10レベル以上)カラーは控えること。
〇必要以上にブリーチしないこと。
〇すでに明るくなった髪やダメージのある髪にはアルカリタイプを避けて、弱アルカリ、弱酸性ヘアカラーを使って見る!
〇アミノ酸系の弱酸性のシャンプーを使って毎日トリートメントしましょう!!